恵比寿 ロングレイン「タイ料理の新たな魅力にはまる、新感覚レストラン」
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恵比寿 ロングレイン「タイ料理の新たな魅力にはまる、新感覚レストラン」

ポール・スチュアートのコンセプトのひとつが、“コンテンポラリー・クラシック”。とまったままのクラシックではなく、いまの街に合うよう進化したスタイルが必要という意図がある。そんな柔軟なものづくりは料理にしても同じ。8月末にオープンした「ロングレイン」は、いまの東京らしい良店だ。

Photo. Shinsuke Matsukawa/ Styling. Saori Kajitani/ Text.Tomoko Oishi/ Edit.Pomalo Inc

各国の料理店が揃う東京で、タイ料理店は他国と比べて数が多い方だろう。予約のとれない名店から屋台のような店まで、そのタイプはさまざま。それでも、夏にオープンした「ロングレイン」はまったく新しいタイ料理店だ。

そもそも「ロングレイン」はオーストラリア・シドニーからスタートし、メルボルンにも店を構える人気店。色鮮やかでアロマティックなタイ料理を提供し、1999年の本店オープン以来、多くのファンを魅了し続けている。その東京にはなかった“モダン・タイ・レストラン”に三越伊勢丹トランジットが着目。恵比寿ガーデンプレイスタワー39階という好立地に新店をオープンさせた。

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左:チャプルーという香りの強い葉に、海老やピーナッツソースを包んで食べる“ミャンカム”(1P ¥400) 右:オリジナルブレンドのカレーペーストに、ココナッツミルクとチキンブイヨン等を加え仕上げたグリーンカレー(Half¥1,920〜)

基本的にメニューはシドニー店と同じ。名物は芳香の強い葉に具材をのせひと口で食べる“ミャンカム”や、独自の配合による“グリーンカレー”など。ともにタイ料理の定番ではあるけれど、ビジュアルも味つけも「ロングレイン」仕様にモダンだ。絶妙なバランスのレシピのポイントを、夏に来日していたエグゼクティブシェフ、グリフ・パメント氏に聞いた。

厨房に立ちパッタイを作るグリフ・パメント氏。オーストラリア、イギリス、日本の「bills」にてシェフ&クリエイティブディレクターとして活躍。東京の「ロングレイン」のメニュー開発のため、来日しては食材を研究している。

「原則、トラディショナルなタイ料理のレシピがベースです。では“モダン・タイ”とは何かといえば、外国人がアレンジしたタイ料理もそのひとつと言えるでしょう。シドニー店のオープン時のシェフも僕もオーストラリア人ですが、タイ料理が好きで知識もあります。それでも本場そのものにするよりは、場所やゲストに合わせてバランスを整える必要があります。例えば現地のソムタムは辛すぎることもある。“辛い”よりも“美味しい”という印象にしたいから、そういうメニューはチリを少し抑えます」

ある意味、タイ料理のハイブリッドだ。実は筆者も以前からオーストラリア人のシェフが作るタイ料理ファンのひとり。バンコクやタイのリゾートで会った腕利きのオーストラリア人シェフの味はよく覚えている。それらの料理は酸味、辛味、甘み、塩気の塩梅が絶妙。「ロングレイン」の料理にも同じことを感じた。

「日本人の好みの味と現地のタイ人が好む中間がオーストラリアのフレーバーかもしれませんね」とは前述のグリフ氏。だからタイでも東京でも食べたことがないタイ料理を、ここでは味わうことができる。新鮮な魚が手に入りやすいことは、オーストラリア同様に東京のメリットだとも言っていた。

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左:ポーク、海老、ビーンスプラウトのサラダを卵のネットで包んだ“エッグネット”(Full ¥2,300) 右:牛ハラミの炭火焼きをホット&サワーソースで食べる“クライングタイガー”(Half ¥2,040〜)。“虎が泣くほど辛い”と言われるのがその名の由来。「ロングレイン」ではチリパウダーでさらに辛さを調節できる。

さらにありがたいのが、約75種ものワインのラインナップだ。ここまでワインが揃うタイ料理店は、他国の都市でもそうそうない。すべてはタイ料理に合うことが前提で選ばれたワインであり、料理のなかの活きたフレーバーに寄り添うアロマと酸をもつワインが多く揃う。また、「ロングレイン」はオリジナルカクテルとタイ料理のペアリングも推奨。ビール以外のお酒とタイ料理を合わせることも、モダンの一面だろう。

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左:右から、オーストラリア・キングヴァレー産ロゼ「ピッツィーニ」(グラス¥800、ボトル¥5,500)、ニュージーランド産オレンジワイン「ザ ハーミットラム」(グラス¥1,300、ボトル¥10,000)、西オーストラリア産リースリング「ロッキーガリー」(グラス¥800、ボトル¥5,500) 右:ライトが印象的なカウンター席。

さらに内装は、さすがはトランジットジェネラルオフィスといったスタイリッシュさ。外側の壁は全面に大きな窓を設えたつくりで、パノラミックな東京の夜景を眺めることもできる。手前に遮る建物がなく、東京タワーも六本木もスカイツリーも範囲内。センスのいいBGMに約160席という大箱の賑わいが交じり、その活気も「ロングレイン」の個性。そんな空気感を放つ同店は、東京の夜をいっそう盛り上げてくれるはずだ。

RECOMMEND STYLE

夜景がきれいなレストランに映える、
冬の大人カジュアル
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スタイリッシュかつウッドを多用し温かみもある「ロングレイン」の店内には、柔らかな印象のチェック地のジャケットが好相性。ポイントは、襟元に違うタイプのチェック地のシャツをのぞかせる同系柄の重ねテク。インナーのカーキのセーターがふたつのチェックをまとめ、知的でいて熟れた大人のカジュアルを完成させる。

WOMEN

「ロングレイン」でのおすすめの席は、夜景がよく見える窓際のテーブル。窓側に座れば華やぎのある赤ニットが夜景とマッチ。また内側に座った場合は鮮やかさで店の賑わいを盛り上げるひとりとなるはず。単なるタートルに終わらせず、肩掛けしたカーディガンやスカーフをつけたことが大きな違い。このひとひねりが、コンサバな秋スタイルをぐっと垢抜けさせてくれる。

SHOP INFORMATION

「ロングレイン」
ADDRESS/東京都渋谷区恵比寿4-20-3 恵比寿ガーデンプレイスタワー39F
TEL/03-5424-1300
OPENING HOURS/11:30〜16:00/17:30〜23:00(土日祝日11:30〜23:00)無休

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