葉山ファニーハウス「海の隣の名建築で過ごす、自分らしさのある休日」
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葉山ファニーハウス「海の隣の名建築で過ごす、自分らしさのある休日」

「流行よりも自分のスタイルを見つける」というのがポール・スチュアートのスピリット。それは結果的に、長く愛せるものを身につけるということにも繋がる。そんなスタイルを好むなら、何度も訪れたくなる宿も合わせて見つけたい。そこで紹介するのが東京から最も近いリゾート葉山に佇む、旅館でもホテルでもないユニークな宿泊施設「葉山ファニーハウス」だ。

Photo. Shinsuke Matsukawa / Styling. Saori Kajitani / Text. Tomoko Oishi / Edit. Pomalo Inc.

全国に海に近い物件は数あれど、「葉山ファニーハウス」ほど海との一体感を体現した建築はそうそうない。ロケーションは葉山の海沿いで、打ち寄せる波とは、まるで船に乗っているかのような距離感。圧巻なのは、2棟のうちのひとつ「ウエストサイドヴィラ」にある超ワイドなピクチャーウインドウだ。横5mはあろう窓が映すのは空と海だけ。夕暮れ時にソファに腰掛け、刻々と表情を変えるその景色を眺めていれば、それは都会でのストレスがすっかり抜けていく瞬間である。

この家が建てられたのは1965年のこと。もとは、日本の近代建築において多くの名作を残した建築家・吉村順三氏が二世帯のために作った家で、その後2015年に宿泊施設「葉山ファニーハウス」に生まれ変わった。「ウエストサイドヴィラ」と「サウスサイドヴィラ」という2つのスペースからなり、前者は5名、後者は6名まで宿泊することができる。

チェックインもチェックアウトも部屋のなかで完了し、夕朝食も部屋でとることができるため、海への散歩を除き部屋から出る人はほとんどいないそうだ。もちろん、ずっと部屋にいたくなる一番の理由は、家そのものに惹かれるから。“居心地がいい”と言うだけでは足りない、感性に訴えかける家のディテールを時間が経つごとに随所に感じるはずだ。

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右上:2棟の客室はそれぞれ2階建てで、リビング、キッチン、ベッドルーム、ゲストルーム、テラスで構成される。写真は「ウエストサイドヴィラ」のリビングルーム。右下:「ウエストサイドヴィラ」は富士山を臨む小窓付。左上:寝室のベッドは「ウエストサイドヴィラ」がクイーン、「サウスサイドヴィラ」はツイン。左下:さまざまなサイズの窓を設え、光の入り方が美しい。
 例えば、柔らかな光を入れる天井沿いの小窓だったり、天井の曲線、丸みをもたせたコーナーなど、吉村順三氏ならではの秀逸なデザインに気づいていく。「ウエストサイドヴィラ」の2階ベッドルームには不思議な位置に小窓があり、そこを覗けばなんと富士山が見える。それは富士山のための額縁だ。吉村順三氏はユーモアがあり優しい人だったのかと想像もしてしまう、そんななからくりも見逃せない。

ホスピタリティ溢れる環境のなかで、心身ともにリラックス

海を臨むバルコニーは、天井もガラス仕様。

2棟どちらも広々としたバルコニーがあり、葉山の海岸を見渡せる。

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左:カフィタリーやデロンギなど、イタリア製のキッチン家電を揃える。右:併設するレストランにスタッフが常駐し、バトラー的な存在でいてくれる。宿泊者へはマウンテンバイクの貸出もあり(無料)。
家にいるように寛げながらも、リゾートにいるような優雅さも体験できる。宿泊施設にした際に新設したジャグジーは90度の大きな窓を有し、海と空に囲まれながらの入浴はここだけの贅沢。隣にレストランを併設しているため、好きな時間にテラスでシャンパンと軽食を楽しみ、そのままデイベッドで日光浴…なんていうのも過ごし方のひとつ。
また、普通のホテルとの違いは、オーブンや各種調理器具が充実したキッチンを備えることだ。リピーターの中には、近隣で買える地の魚や野菜を調理しディナーを作る人もいるとか。朝食は前の晩にパンや卵、ソーセージなどの材料が届けられ、それらを自分で作るスタイルなので、寝坊したって大丈夫。いつでも好きな時に、好きなように過ごすことのできる環境がありがたい。

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右:バスローブやホームウェアも用意。左:バスアメニティはパリ発の自然派スパコスメ「オムニサンス」。
「家のように」というコンセプトを表すことのひとつが、その良心価格である。一棟200㎡以上のヴィラに2名で泊まった場合は5万円(税サ別)。最大5〜6名泊まれて1名増えるごとに1万円。例えば6名で「サウスサイドヴィラ」に宿泊の場合8万円となり、なんと9歳以下の子供は料金にも人数にもカウントされない。

BBQグリルも用意され、それをテラスで使用することもできるので、家族の夏休みの思い出を作るにもぴったりの場所だ。もちろん、恋人とふたりで来れば海を隣にロマンティックなひとときが過ごせるし、そのカップルが将来自分たちの子供を連れて再訪することもあるかもしれない。そんなことも容易にイメージがつく、色あせない魅力のある空間なのである。

RECOMMEND STYLE

葉山の邸宅に合う
大人の海コーディネート
MEN

台襟のあるパイル地のポロシャツに濃紺のシアサッカーで、海辺もはまるカジュアルさもありつつ、きちんとした印象。差し色として効いているブルーのセーターは、風がひんやりする夜のテラスでも活躍し、ポロシャツの上に着てもさまになる。

  • POLO ¥19,000(+TAX)
    SWEATER ¥39,000(+TAX)
    TROUSERS ¥30,000(+TAX)
WOMEN

葉山という大人の海を意識すると、いかにもマリンというよりは品のあるワンピースの方がちょうどいい。そのまま鎌倉を歩いても絵になるオフホワイトのワンピースは、肩のレースの透け感で女性らしさを演出。オレンジを軸に配色したストールと、夏素材のショルダーバッグは、海背景の記念撮影にも華を添えてくれる。

SHOP INFORMATION

「葉山ファニーハウス」
ADDRESS/神奈川県横須賀市秋谷5296
TEL/046-874-9991
INFO/1泊1室5万円〜(税サ別、朝食付)
 チェックイン15時、チェックアウト11時

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