2021.11.26

【NEW OFFICE STYLE MEN’S】ニューノーマル時代のビジネススタイル 大手町エリアで働く40代男性が着こなす「大人カジュアル」の冬支度

 

ファッション史的な視点でみると、2005年から始まったクールビズがきっかけとなり、昨年来の世界的なパンデミックが後押しして、いわゆる“ビジネスウェアのカジュアル化”がますます顕著になりました。特に男性は、スーツやセットアップに軽さや動きやすさなど機能性が重要視され、ビジネスマンの象徴だったタイドアップがニットやカットソーになり、革靴はスニーカーへとチェンジしています。東京・大手町にある三井物産本社で、米国Paul Stuart, Incの事業管理を担当する矢田 哲さんは、コロナ禍の中で赴任先から日本に戻り、仕事着のカジュアル化に驚いたそうで、ファッション・繊維事業に関わるエキスパートとして、現代のビジネスウェアの最適解を探し出そうとしています。

 

Photo. Shimpei Suzuki / Text. Makoto Kajii
Edit.FUTUREINN

 

海外赴任先から戻ってきて、社内でジーンズを穿いている人を見て「いいな」と思いました

三井物産株式会社の流通事業本部に所属する矢田 哲さんは2001年入社の43歳。「2019年に弊社のドレスコードに関するルールが変更となり、所属本部では服装に関して“原則自由”となりました。私はちょうど1年前に海外赴任先から戻ってきて、社内でジーンズを穿いている人やスニーカーで出勤している人を見て、とてもいいなと思いました。赴任前の本社ではワイシャツとスラックスが基本で、スーツもよく着ていたのでその変化に驚きましたね」と振り返ります。

 

ドレスコードが変更される前は、男性社員はスーツかセットアップ、女性の総合職の人もスーツを着ている印象が強かったそうですが、「今はデニムやTシャツ、ポロシャツもOKになって、自分もデスクワークのみの日はセーターにジーンズなどで出勤しています。女性もワンピースからアメカジ風まで幅広くなっていますね」。

 

「ただ、カジュアルがOKになった分、スケジュールに合わせてTPOはしっかり守るようにしています。クライアントがスーツを着てくるミーティングがある日はスーツを着て出社し、カジュアルな服装のお客様ならこちらもカジュアルにと、相手の会社のカラーやミーティングの内容に合わせて着こなしを変えているので、以前よりもスケジュールは気にするようになりました」と変化を語ります。

 

仕事で生地も扱っていた矢田さんが選んだのは「STUART'S TRAVELER」のセットアップ

三井物産の社員の着こなしの印象について、「私が所属している部はファッション関係に携わっている人が多いので、上質な素材の服をスタイリッシュに着こなしていると思います。一般的には、以前はユニフォーム的にスーツを着ている人が多く、選択肢もVゾーンの合わせぐらいでしたが、ビジネスウェアのカジュアル化によって、スーツやセットアップが軽量で機能的になり、ニットやスニーカーを合わせられるなど着こなしの選択肢が増えて、おしゃれが楽しくなっていると思います。自分も以前は、平日はスーツ、土日はカジュアルでしたが、カジュアル化によってオンオフの着こなしの垣根がなくなっていて、最近もスニーカーを購入しました」と矢田さん。

 

「STUART'S TRAVELER」のジャケットとスラックスのセットアップは、「見た感じはしっかり見えるのに、着てみると動きやすくてとても楽。モックネックも首元がすっきりして気に入りました」。

 

 

 

 

■「STUART'S TRAVELER」ハイスペックウールラッセルジャケット
シンプルでスタンダードなノッチドラペルに2ボタンのシングルテーラードジャケットに、伸縮性に優れた素材を使用。オンオフ問わず、様々なタイルに対応します。


■「STUART'S TRAVELER」ハイスペックウールラッセルスラックス
ジャケットとセットアップになるスラックスは、ニットやスニーカーなどとの相性も◎


■エクストラファインスリックウールニットハイネックセーター
柔らかさと膨らみ、高級感を醸す光沢を有したエクストラファインウールのハイネックニット。ご自宅で手洗い可能なウォッシャブル機能も、デイリーに使用するアイテムにうれしいポイントです。

 

 

「軽量で扱いやすく、スタイリッシュ」と、矢田さんが選んだスタンドカラーコート

“この冬に着たいコート”として矢田さんが選んだのは、ブルーグレー地にヘリンボーン柄のスタンドカラーコート。羽織ってすぐ「これは軽いですね!」と驚き、「さり気なく羽織れて、軽量なので手持ちでも邪魔にならないのがいいですね。シルエットも動きやすいし、コートも進化していますね」とお気に入りの様子。

 

「防寒としてはもちろん、男性は一年中汗をかくので、コートの襟裏の汚れを防ぐ意味で、“マフラーやストールを入れて完成するコート”です」という説明を受けて、とても納得して撮影に臨みました。

 

 

 

 

■スタンドカラーコート
ポール・スチュアート定番のスタンドカラーコート。ウールに絶妙なバランスでカシミヤをブレンドした糸を使用し、ビジネス・カジュアル問わず幅広く大人のコーディネートに活躍します。

 

 

スーツは依然として「ビジネスの場での戦闘着」として進化し続けます

今回のテーマは『ニューノーマル時代のビジネススタイル』ですが、ビジネスマンにとっての“スーツ”を矢田さんに訊くと、「私たちビジネスマンにとってスーツは背筋が伸びて、気分が引き締まるものなので、勝負のプレゼンや大切なミーティングには欠かせない服。そういうスーツの格好良さの名残はまだ自分の中にしっかり残っています。今はスーツを着る機会が減っている分、上質で体型にフィットしたものをMTM(メイドトゥメジャー)などで、カスタマイズされた“自分だけの一着”を求めている人が増えていますね」と答えます。

 

「ビジネスウェアのカジュアル化は世界的な流れで、この潮流はますます進んでいくと思いますが、オフィシャルな場で着るスーツやジャケットの需要は変わらないと思います。さらにサステナビリティも重要なテーマになっているので、品質の良いものを直しながら着続けることも当たり前になり、アフターサービスとしてサイズ直しまで目が届くブランドは支持されるでしょう。Z世代など若い世代を中心に、そういう“価値の置き方”が変わってきているのを感じます」。

 

「ポール・スチュアートは、『コンテンポラリークラシック』を軸にした、古き良き価値を大事にしながら、現代風にアレンジしたスタイリングやモノづくりの精神がしっかり引き継がれているブランドなので、カジュアル化にも上手く対応していくと思います」と、担当ブランドの未来を予想します。

 

ポール・スチュアート 青山本店
TEL 03-6384-5763
東京都港区北青山二丁目14-4 ジ アーガイル アオヤマ 1F
営業時間 11:00~20:00
併設するバー「THE COPPER ROOM(ザ コッパー ルーム)」
営業時間
18:00~24:00(1グループ4名以下)
※酒類の提供を再開しております