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2020.02.25

「MAN ON THE FENCE by PAUL STUART」プレイバック 2 Paul Stuart’s brand motif is transformed into“ART”; Shibuya,TOKYO.2019 March

 

大都会というよりは少し落ち着いた街の風景を思い浮かべて、『リトルバード』を落とし込みました

 

PAUL STUARTという綴りの中に潜んだ「art」とは――昨年3月、東京・渋谷「マスタードホテル」の4階ワンフロア8部屋を貸し切って、1アーティスト1部屋に作品を展示するというユニークな期間限定のエキシビション「MAN ON THE FENCE by PAUL STUART」が開催されました。ポール・スチュアートのモチーフで知られる通称「MAN ON THE FENCE(マン・オン・ザ・フェンス)」を国内外のクリエーターが新たな視点で表現するアートイベントを振り返る連載企画です。

 

ネオン管から放たれるやさしい光に彩られたホテルの一室

 

イラストレーター、J.C.ライエンデッカーが創作したキャラクター「MAN ON THE FENCE」――ネオンアーティストの山本祐一は、「フェンスに座ったその男の人が今どんなことを思いながらそこにいるのか、何を見て何を感じてどういう状況なのか、まったくの想像ではあるけれど、その辺りに思いを馳せた」という作品名は『little bird on the fence』。

 

 

『little bird on the fence』(2019)

 

 

今、昨年のイベントを振り返って思うこと
普段はお目にかかれない方々(アーティスト、スタッフもちろんお客様も)と共に、このイベントに参加でき、たくさんの方々にネオン作品を見ていただけたことは大変うれしく、良い機会を与えていただいたと感謝しています。

「ポール・スチュアート」に持っていたイメージと、イベント中・後のイメージの変化がありましたら
大人の高級な紳士服ブランドというイメージでした。イベントを通して同世代の方々やそれよりも若い方々が格好良く着こなされている姿を目にしてとても好感を持ちました。

イベントでは、ポール・スチュアートのアイコンである「MAN ON THE FENCE」をどう捉えて、表現しましたか?
大都会というよりは少し落ち着いた街の風景を思い浮かべて、その中にもともと自身の作品で作っていた『リトルバード』を落とし込みました。赤い『シルクハット』は彼の頭の中にあるもの、夜の社交場のイメージです。

 

 

アメリカの文化(ファッションに限らず)のご自身への影響を教えてください
十代の頃に初めて出会ったアメリカの文化が、アメリカンネオンの文化です。LAメルローズではそれぞれの個性的なお店にネオンサインが設置され、夢中で上を(看板を)見て歩きました。
MUSEUM OF NEON ARTは当時はまだダウンタウンにあったと思いますが、リリーラキッチの作品が展示されていたのを覚えています。デザインや技術、センスの多くを、アメリカンネオンから学びました。

今のNYやアメリカをどのように見ていますか?
アメリカ、とくにNYやLAには“アートと商業の融合”が、ネオンサインからも感じられます。今までの商業的な役割やイメージから解き放たれて、クラフトマンたちが様々な工夫をして、今までにないオブジェとしてのネオンアート、ネオンアーティストが生まれています。
そして、ギャラリー、ショップなどの垣根がなくなっていき、様々な場所でそれらを観ることができるようになっていると感じます。

 

 

ご自身のファッション哲学(こだわり・スタンス・考え方)を教えてください
ネオンの職人なので、バーナーワークや現場作業に適した服装を心がけています。作業した格好で打ち合わせをし、また工房で作業という日常なので、アメリカンカジュアルは、動きやすく、明るい印象で重宝しています。
こだわりといえばいつも被っているワークキャップでしょうか? ちょっとしたことですが、仕事のスイッチを入れる小道具のような感じです。

最後に、「ポール・スチュアート」(メンズ・ウィメンズ)に期待すること
私事になりますが、だんだんと年齢を重ねていくにつれ、ファッションはもちろん日常の細かなライフスタイルの変化を感じます。
時代の激しい変化の中、長い歴史を持つ「ポール・スチュアート」のスタイルが、私たちの年代にとっても、理想の先輩、格好良いお手本となっていただけると有難いなぁと、おこがましくも思っています。

 

 

Profile

 

山本祐一(やまもと ゆういち)
1972年大阪生まれ。15歳のときにアメリカンネオンアートの第一人者Michael Flechtnerに出会い、ネオンアートの魅力に惹きつけられる。以来ネオンサインの製作に従事する一方、2011年よりネオンのオリジナルデザインプロジェクト『oncan』を立ち上げ、ネオンの魅力を発信し続けている。
2015年にはアーティストの豊田弘治氏とのコラボ展『THE NEON WORDS』に作品を展示。2017年東京、2018年に大阪にて個展を開催した。
http://ne-oncan.com

 

 

 

アートイベント「MAN ON THE FENCE by PAUL STUART」
2019年3月22日(金)~24日(日)
マスタードホテル
東京都渋谷区東1丁目29-3 SHIBUYA BRIDGE B棟

参加アーティスト
綿谷 寛(イラストレーター)
高木耕一郎(アーティスト)
神山隆二(アーティスト)
山本祐一(ネオンアーティスト)
ヤスダ彩(フォトグラファー)
松浦俊夫(DJ)
小沼ミキ(フラワーアーティスト)
MR.SLOWBOY(イラストレーター)