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2020.07.17

あなたの印象を変える最旬着こなし 見上きよみが、大谷繭子さんと語り合う「女性にジャケットをもっと着てほしい理由」

ポール・スチュアート ウィメンズディレクターの見上きよみに、「どうしたらジャケット上手になれますか?」と尋ねると、「今のシーズンなら、上質なサマーウールやリネンのシーズンカラーなど、ジャケットという形に捉われず自由に着こなしてください」という答えが返ってきました。見上の友人の大谷繭子さんが、最近ポール・スチュアートのサッカー素材のセットアップを購入したと聞き、ご登場いただきました。

 

Photo. Shimpei Suzuki / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 

 

ギフトサイト「ギフトリエ」代表の大谷繭子さん

 

日本人はきちんとした真面目な性格が着こなしに出てしまいます

 

見上 私がポール・スチュアートのウィメンズを手がけて3年近くになりますが、いわゆるユニフォーム的なスーツスタイルではなく、おしゃれとして着るスーツやジャケットの良さを伝えたいと思って取り組んでいます。

 

大谷 私は昨今のオーバーサイズのトレンドもあって、ゆるっとした体型が隠れる服を着ることが多かったのですが、1年ぐらい前からスーツをオーダーしたり、ダブルブレストのジャケットを着たり、夏はリネンやサッカー素材のセットアップを着るようにしています。ゆるい服を着てきた反動で、「かっこいい女性像をもう一度見直してみよう」という気分ですね。

 

見上 女性がスーツを初めて着るのは就活の時が多いので、どうしても「きちんと着なければ」という意識が働いてしまって、硬い印象になりがちです。私は、ジャケットの袖をまくったり、チーフを挿したり、インナーもシャツやブラウス以外にフェミニンなニットや上質素材のカットソーを合わせて、着慣れた感じを演出することの楽しさを提案していきたいです。

 

大谷 「ラフに馴染んで見える」というのが自分のものになったら、一番ステキですね。きちんとした服を着ると体型にも気をつけるようになりますが、「きちんとした装いを少しだけ崩して見せる」ことができたら、おしゃれ上手に近づけます。

 

見上 スーツやジャケットを着慣れていないと、セレモニーの時などに、「きちんと着なきゃ」という意識が働いて、結果、野暮ったくなってしまいます。

 

大谷 そういうところが真面目な日本人ですよね。見上さんは、どうしたら「ラフに馴染んで見える」着こなしができると思いますか。

 

ポール・スチュアート ウィメンズディレクター 見上きよみ

 

女性がジャケットを敬遠する理由と、着こなしの一つの極意

 

見上 女性がジャケットを敬遠するのは、「ジャケットが窮屈なもの」だと思っているからですね。ジャケットを敬遠してカーディガンを羽織る方が多いですが、ニットは腕や肩のラインを拾ってしまうので生活感が出てしまいます。自分の体型に合ったジャケットはむしろ楽な上に、見た目はとてもしっかりした印象を与えます。「ジャケットを着こなせない」と思っている人は、着慣れていないからなんですよね。

 

大谷 どうすれば、ジャケットを着慣れた人になれますか。

 

見上 まず、難しく考えて敬遠しないこと。素材や色もカーディガンを選ぶ感覚で自由に。着る機会が増えれば、自然と身体に馴染んできて手放せなくなります。かしこまったシーンだけでなく、カジュアルなシーンでもジャケットを着る。そんなTPOに合わせた素敵な着こなしのできる女性ということで一番に思い出したのが繭子さんです。

 

大谷 ありがとうございます。ポール・スチュアートは、ベーシックを愛する男性が好んで着ているブランドというイメージで、ウィメンズも40~50代の女性が安心して着こなせる真面目なきちんとした服という印象があります。

 

 

 

見上 繭子さんのイメージ通り、私と同じ50代のお客様はもちろん、そのお嬢様世代の20代のご支持もECサイトを中心に増えていて、お客様の年齢層は本当に幅広くなっています。特にビジネスやかしこまったシーンでのポール・スチュアートへの信頼は高く、その中心は繭子さんと同じのアラフォー世代なんですよ。

 

大谷 それ、すごくわかります。私も今年40歳になって、子供が育って、スクールや行事、お稽古事など、とにかく外出する機会が増えるので、「ステキにきちんと見える服」を揃えたい時期なんです。

 

見上 ステキにきちんと見えて、なおかつ時間をかけずにサッと選べるのがベストですよね。ポール・スチュアートのウィメンズが目指しているのは、繭子さん世代の多忙な女性に、「信頼して選んでいただけるワードローブ」を提案することです。ファッションを意識しなくてもおしゃれに見えるのが一番いいでしょ。

 

大谷 私はファッション関係の仕事をしていますが、普通の女性は、悪目立ちせずにおしゃれになれる服をどこで買ったらいいかわからないという人が本当に多いです。みんな迷子になっています。

 

 

子供の頃に感じていた親の影響が、良いモノを見極める力になる

 

見上 繭子さんは、ギフトサイト「giftlier(ギフトリエ)」の代表で、ストールブランド「ASAUCE MELER(アソースメレ)」のディレクター、ニットブランドのコンセプター、さらにデニムブランドのPRディレクターやファッション雑誌のエディター・ライターもされるなど、多彩な才能を持っていて、いつも注目しています。ストールブランドのアソースメレは、色出しがきれいで人気ですね。

 

大谷 ブランド名の「ASAUCE MELER」はソースを混ぜるという意味で、お料理のエッセンス=コーディネートのスパイスになるようにとの想いを込めています。

 

見上 こういう大判のボリュームがあるストールは探しても見つからないので、一度使うと手放せなくなります。

 

大谷 さみしいボリューム感のストールが多かったので、大判を作ったらとても好評で、特に厚手のリネン素材のストールはよく売れています。

 

見上 繭子さんの色のセンスが良くて、クルマのシートにさりげなく置いても、すっかり景色が変わるようなステキなストールが揃っています。

 

 

大谷 見上さんがジャケットに挿しているチーフも素敵ですね。

 

見上 私は家を出るとき、「携帯は忘れても、チーフやブローチは忘れなくない」という人で(笑)、あまりルールなどを考えずに、カジュアルに挿しています。一番のお気に入りは、母の汕頭(スワトウ)刺繍のハンカチで、麻のジャケットにちょっと女らしさを加えるときに重宝しています。

 

大谷 女性はどうしてもアクセサリー類で盛ってしまいがちですが、チーフのようなメンズのテクニックを拝借してもいいですよね。

 

見上きよみの私物のチーフ

 

見上 ちょっと真面目なことを聞きますが、繭子さんの美意識の源流ってどこにありますか。

 

大谷 父がモスグリーンのビンテージカーに乗っていたり、幼い頃から普通じゃない色の選び方などは見ていました。母もファッションが大好きで、雑誌を集めていたような人なので、家の中で自然と教わりました。

 

見上 私の母も大のイタリアンファッション好きで、母の影響は大きいですね。中高時代、同級生から、「お母さん、カッコイイよね」と言われることがとてもうれしかった。母から受け継いだ色選びや重ねのテクニックは自分の財産になっています。

 

大谷 私の父は、「日本人のデザインは足していくからどうしてもゴテゴテするが、欧米は削ぎ落としていくからすっきりミニマムにまとまっていく」という考えを持った人で、きちんと服を着る、時間を守るなどをしっかり教わりました。

 

見上 繭子さんも、「ママ、ステキね」と言われる年齢ですよね。私、思うんですが、カッコイイとかステキって、全身ブランドの着こなしでは出てこない表現だと思うんです。全部が理にかなっているからこそ、「ステキ」という言葉が自然と出てくる。繭子さん世代のみなさんも、“スマート、さり気なさ”などのキーワードを大事にしてほしいと思います。

 

大谷 ありがとうございます。ポール・スチュアートのウィメンズは、メンズテーラードのハンサムな部分と、女性らしさのバランスが合わさった服なので、働く女性として、ママとして、幾つになっても上手に着こなしていきたいと思います。

 

 

Profile
大谷繭子(おおたに まゆこ)

東京都生まれ。貴族院議員であり初代栃木県令(知事)の鍋島幹を曽祖父にもち、美食家として知られる北大路魯山人とは親類にあたる血筋に生まれる。多数の骨董品を受け継いだ父と、ファッションを愛する母の影響で、幼少の頃より上質なものに触れてきた経験を生かし学習院大学卒業後、 ラグジュアリー誌・ファッション誌の編集及びライティングに携わり独立。企業のブランディングや商品開発等を手がけ、2017年よりストールブランド「アソースメレ」のディレクターに就任。2018年にはギフトサイト「ギフトリエ」を立ち上げる。

Profile
見上きよみ(みかみ きよみ)

ポール・スチュアート ウィメンズディレクター
1963年生まれ。パリ留学後、株式会社ビームスに入社し、パリオフィス開設のため再び渡仏。帰国後、「ルミエール ビームス」を立ち上げ、インターナショナル コレクション バイヤーとして活躍。89年にユナイテッドアローズの創業メンバーに加わり、ウィメンズ ドレス バイヤーやオリジナルブランドの企画、さらに「グリーン レーベル リラクシング」を立ち上げて、ウィメンズとキッズの企画に携わる。2011年にフリーのブランドディレクターになり、17年より現職。

撮影協力
IMELESS Lounge(タイムレスラウンジ)

東京都中央区銀座8-8-9 9F
Tel.03-5537-6125
営業時間11:00~20:00
不定休