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2021.02.12

【Paul Stuart Culture CLUB ③ NATIVE AMERICAN JEWELRY】 流行に左右されない古き良きモノを、次の世代に繋げられますように

 

原宿にあるレディースセレクトショップ『Atelier Ninon(アトリエ ニノン)』のオーナーで、ディレクターを務める水野谷みゆきさんと、ポール・スチュアート ウィメンズディレクター見上きよみは約35年の旧知の仲。「見上さんと初めて会ったのは、見上さんがパリに住んでいるときで、彼女にはずっとパリのイメージがあります」という水野谷さんが身につけているのは、1930~50年代のネイティブアメリカンジュエリーです。オフィシャルでは初めてという対談は、「好きなものは変わらないけれど、歳を重ねるほど自由になっていくおしゃれ」について。

 

Photo. Shimpei Suzuki / Text. Makoto Kajii
Edit. FUTURE INN

 

 

 

美しいモノに囲まれて、ファッションを通じて人生を豊かに美しく

 

ファッションとは大切なお気に入りのアイテムを使った自分流のスタイルで“自分らしさ”を表現すること──をコンセプトとするアトリエ ニノンは2017年にオープン。時を超えても変わらず美しいヴィンテージのコスチュームジュエリーやヴィンテージパーツを使ったオリジナルアクセサリーを中心に、上品なアパレルを揃えたセレクトショップです。

 

水野谷 レジの奥に飾ってある絵は、30年ほど前にパリの蚤の市で買ったものです。アトリエ ニノンは、「架空の女性の名前=ニノン」という一人の女性の世界観を表現するためのお店です。

 

見上 ヴィンテージドレスのコレクションやヴィンテージジュエリーもとても素敵なお店ですが、今日、私が着けているターコイズのクロスのネックレスなどインディアンジュエリーのセレクトは最高です。

 

水野谷 きよみさんはナバホパール(ナバホ族が作るスターリングシルバーでできているビーズのパーツのアクセサリー)も持っていてお似合いですよ。

 

 

見上 私は高校生の頃からエスニックが大好きで、特にサンタフェスタイルに代表されるネイティブアメリカン カルチャーは今でも血が騒ぎます。ジャネットのスカートや、今日着ているオルテガのベスト、ウエスタンブーツなど、季節にかかわらず大好きなマストアイテムです。それと、12月生まれで、誕生石がターコイズなので、オニキスやターコイズなど“光らない石”は大好きですね。

 

水野谷 ジャネットのスカートは私も今でも穿いていますよ。アトリエ ニノンは、オールドファッションという言葉ではなく、流行に左右されない古き良きモノを次の世代に繋げられることを大切に考えていて、ヴィンテージジュエリーを中心にコーディネートが楽しめるように品揃えをしています。

 

 

パリジェンヌのように“ミックス&マッチ感”を楽しめるのがセレクトショップの醍醐味

 

見上 みゆきさんの着こなしを見て素敵だなと思うのは、大ぶりなアクセサリーや主張するデザインをバランス良く、上手に組み合わせていること。もちろん、付け慣れているので身についているというのはあると思いますが、会うたびオシャレだなって思います。

 

──水野谷さんは、ネイティブアメリカンジュエリーのどういうところに惹かれているんですか?

 

水野谷 それは、手仕事の素晴らしさやその背景にあるカルチャーなどですね。ネイティブアメリカンジュエリーは、日本だとサーファーや夏のアクセサリーというイメージが強いですが、アメリカでは富裕層がコレクションしていたり、現地では工芸品としてギャラリーで売られているもので、ファッションとして取り入れて楽しんでいるのは世界中で日本ぐらいだと思います。

 

 

見上 こういうプリミティブなアクセサリーは、シンプルに身につけたり、シチュエーションに合わせて重ね付けしたりして、結局長く使えるものです。ターコイズの色はどんな色にも合うし、日本人の肌色にも合うんですよ。

 

 

水野谷 私が身につけているのは、子孫繁栄を願ったナジャ(女性の子宮)を形取ったものや、スカッシュブロッサムという野菜のお花をモチーフにしたもので、これらはネイティブアメリカンがネイティブアメリカンのために作った意味があるもの。現地で売っているお土産物は、もっとキャッチーなモチーフになっています。

 

見上 パリジェンヌがモロッコのバブーシュ(革製スリッパ)などを着こなしに取り入れる“ミックス&マッチ感”は、実はセレクトショップの原点で、ベーシックでユーティリティなアイテムを組み合わせてオシャレに着るのが真髄。そうして個性が出るのが醍醐味です。ネイティブアメリカンジュエリーもまさにミックス&マッチ感で楽しめますね。

 

 

 

固定観念に囚われることなく、違う世界に連れて行ってくれるものを提案していきたい

 

水野谷 こういうヴィンテージジュエリーやドレスの世界と、きよみさんがディレクションしているポール・スチュアートの世界は違っているように見えますが、きよみさんの中には、ミックス&マッチ感があるんですよね。

 

見上 ポール・スチュアートは、東海岸のエスタブリッシュのイメージがあって、ビジネスなどオフィシャルなシーンで活躍する洋服という認知が高いと思いますが、スーツやジャケットのインナーのブラウスに、ターコイズのブレスやネックレスを合わせてデニムを穿いたり、パンプスを脱いでモカシンやブーツを合わせたり……。そういう組み合わせは新鮮で、“次の楽しみ方”ができる。ポール・スチュアート スタイルの新しい魅力に気づいていただけるとうれしいです。

 

 

水野谷 プラスワンすることで個性や着こなしを引き立ててくれるのがジュエリーの魅力ですからね。

 

見上 とてもオーソドックスな服でも、固定観念に囚われなければ、違う世界に連れて行ってくれるという提案をもっとしていきたいですね。

 

水野谷 こういう大ぶりなアクセサリーを使いこなすコツは、たとえば上質な素材のアイテムにシンプルに合わせてみること。シンプルなカシミヤニットやシルクシャツにプリミティブなネックレスを合わせたり、ダンガリーシャツにリアルなパールを飾るなど、楽しみ方は無限にあります。

 

ブラウス¥33,000(inc. tax)

 

歳を取ったら、コーディネートをシンプルにして、大ぶりのアクセサリーを

 

見上 みゆきさんが身につけているネイティブアメリカンジュエリーや、1920年代 から70年代にかけて作られた一点もののコスチュームジュエリー、それとマッチする美しいヴィンテージドレスのコレクションを眺めていると、本当に良いものは飽きないし、静謐なエネルギーを感じますね。

 

水野谷 きよみさんも私も、この年齢になるまでファッションと関わっていて、ファッションに対する姿勢や気持ちはずっと変わらないし、これからも素敵なモノを提案していくというのは業界にいる者の使命だと思うんです。

 

見上 確かにそうですね。歳をとると、好きなモノでも似合わなくなってくるものはありますが、ジュエリーは歳を取った方が似合うようになってきます。

 

水野谷 私は仕事柄ジュエリーが身近にあるので、毎日楽しんでいますが、好きな素材やカタチが決まっているので、今は着心地が良いモノを選ぶようにしています。

 

見上 これからもみゆきさんの着こなしは参考にさせていただきますね。

 

 

 

 

アトリエ  ニノン
東京都渋谷区神宮前3-27-22
ル コタージュ ビルディング 1F 103
Tel: 03-6721-1689
営業時間11:00~19:00
定休日なし(夏季、年末年始、臨時休業日を除く)
http://atelier-ninon.com/