【WOMEN】新しいサービスが、社会の当たり前になる瞬間が面白い。─佐藤真希子(iSGSインベストメントワークス取締役)前編
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【WOMEN】新しいサービスが、社会の当たり前になる瞬間が面白い。─佐藤真希子(iSGSインベストメントワークス取締役)前編

時代が注目するキーパーソンにポール・スチュアートが迫る「STYLE SESSION」。 第6回目のゲストは、iSGSインベストメントワークス取締役 代表パートナーでベンチャーキャピタリストの佐藤真希子さんです。日本はもちろん世界でも数少ない女性ベンチャーキャピタリストとして活躍しながら、3児の母としての顔も持つ佐藤さん。普段のコーディネートから、子育てを通じて得た新たな視点、さらに成功する起業家の共通点など、ベンチャーキャピタリストならではのお話を伺いました。

Photo. Tsutomu Tanaka / Text. Shizuka Horikawa / Edit. Pomalo Inc.

― 企業育成支援のため、ベンチャー企業と投資家を結び、スタートアップ段階に出資するベンチャーキャピタリストというお仕事。普段は、どんなお洋服が多いのですか?

私たちのファンドに出資の検討をいただく企業へプレゼンさせていただく際にスーツやジャケットを必ず着用します。ただ、起業家とのミーティングでは、カジュアルな服装の方が多いので、こちらがあまりかっちりした服だと警戒させてしまうことがあるんですよ。だから普段は、あえてスーツなど堅めの服は着ないようにしているんです。

― ポール・スチュアートの印象はいかがですか?

今日、着させていただいているセットアップとか、普段自分では選ばないテイストなんですが、素敵ですね。久しぶりにこういう色を着ました。歳を重ねるごとにだんだん顔色がくすんでくるので、こういった色合いは選ばないほうが無難だなって思っていたんですが……。着てみるといいですね。

― とてもお似合いです。

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ありがとうございます。そう言っていただけるとうれしいです。35歳を越えたあたりから、男性が多い業界ということもあって、意識的に色物を着るようになったのですが、なんとなく先入観があって冒険というか新しい服にトライするということはなくなってしまっていたので、こういう機会があると楽しいですね。

― 本日着て頂いているグレーのジャケットは、佐藤さんのようなエグゼクティブな女性に向けてご提案している「FIRST JACKET」なのですが、いかがでしょう?

ポケットがたくさんあって便利ですね。女性ものにはめずらしく内ポケットもあるから、ペンや名刺入れ、スマホも入る。ポケットがないと、特にパーティーなどは困りますからね。これは使いやすそう。こういうジャケットは、背筋が伸びるというか、気持ちも引き締まります。ポケットが5つもあるのは本当に便利。

社会の多様性や価値観の共有が大事。

― 3児の母としての顔も持つ佐藤さん。お子さんを産んでから、お仕事にも何か影響はありましたか?

ベンチャー起業家って、様々な業界や、価値観、バックグラウンドの中で、そこにある課題を解決するために起業するんです。だから投資家である私たちも多様性や、様々な価値観を知り、受け入れることはとても重要です。自分が生きてきた価値観だけで判断してしまうと、素晴らしい起業家へ投資するチャンスを逃すことになりますからね。子どもを産み、子供を通じて今までとは違う世界が見え、こういうニーズや課題があるんだと視野が広がりました。わたしにとって、子どもがいるということはこの仕事をする上で本当に有利なことだと思っています。一人の女性としてだけでなく、妻として、母として、両親の娘として、嫁としてなど様々な立場があるからこそ、そこから見えるニーズや課題、そういう人の気持ちがわかるようになるからです。
この間も、子供のための行政の手続きで、なんでこんなに不便なんだろうって思うことがありました。同じような書類を何枚も手書きで書いたり、郵送したり…。不備があればまた郵送で送ってきて…。一時期ですが、3人がそれぞれ違う保育園や学校に通っている時もあり、そういう際には紙の書類が本当に多くて。オペレーションミスや、トラブルも日常の中で度々あるわけですけど、この仕事をしているとトラブルが起こったとき、逆にラッキーと思えるんです。課題を認識するきっかけになった!と。だから、誰か同じような課題感を持っている起業家と会えた時にはものすごく共感します。社会の負を解決したいという熱い思いは、ベンチャーキャピタリストも、起業家が持っているマインドと一緒なんです。
ベンチャーキャピタリストの仕事は、そういう意味で、多面的な顔を持っている女性にはとても向いている仕事だと思います。日々、未来を良くしようと奮闘している起業家を支援していることが、子供たちの将来を良くすることに繋がっている。そういった部分も、私がこの仕事を一生続ける、誇りやモチベーションにもなっています。

ベンチャーキャピタリストの役割。

― ベンチャーキャピタリストの醍醐味ってなんでしょう。

ベンチャー起業家って、当然ですが、みんな前しか向いてないんです。とにかくみんな前向き。「こんなことで困ってる人がいるから、それをこう変えていきたいんです」とか。みんな未来を思い描いていて、前しか見ていないので後ろ向きなことは誰も言わない。もちろん起業したら、良い事、楽しい事ばかりではありませんが、それでも不屈の精神で乗り越えていく起業家を間近で応援できることは楽しいですね。また、世の中に無かった新しいサービスが、スタンダードサービスとして、社会の当たり前として根付いていく瞬間に立ち会えるっていうのも醍醐味の一つでしょうか。面白いですよね、見ていて。

― やりがいのあるお仕事ですね。

はい。国、世代、性別、業界業種、多様な価値観が世の中にはいっぱいあって、その人たちには欲しいサービスが、そのほかの人たちには理解も出来なかったりする。多様なバッググラウンドを持った投資家がいるほうが様々なベンチャーを支援することができるんです。だけど、うまくいくことばかりではありません。マーケットもあって、全部条件が揃っていてもうまくいかないこともあります。世の中の流れとか、人々の価値観や、タイミングとか。早くてもだめだし、遅くてもだめ。同じような課題を解決しようと起業した2社があったとしても、チームや、戦略、タイミングでうまくいく、いかないが別れる。非常に難しい仕事だと思います。


(佐藤 真希子様着用アイテム)
JACKET (FIRST JACKET) ¥79,000 (+TAX)
TOP ¥39,000 (+TAX)
SKIRT ¥49,000 (+TAX)

問い合わせ先/SANYO SHOKAI(カスタマーサポート)Tel.0120-340-460

PEOPLE PROFILE

佐藤 真希子 Makiko Sato
iSGSインベストメントワークス 取締役/ベンチャーキャピタリスト
2000年、株式会社サイバーエージェントに新卒1期生として入社。インターネット広告事業本部に配属。大手人材企業や大手ECクライアントを主に担当し、2002年に同社ベストプレイヤー賞(MVP)を受賞。同社営業部門の初の女性マネージャーに就任。営業に加え採用や組織作りなど事業拡大に貢献したのち2005年に株式会社ウェディングパークに出向。ビジネスモデルの構築及び営業部門の立ち上げ、及び新規事業の立案・立ち上げを行う。 2006年より株式会社サイバーエージェント・ベンチャーズにて国内担当インベストメント・マネージャーとしてベンチャー投資事業に従事。2016年、株式会社iSGSインベストメントワークス取締役に就任。

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