伝統あるものこそ、新しい価値を生むことができる─小橋賢児(LeaR 代表取締役/クリエイティブディレクター) 前編
  1. TOP
  2. style-session
  3. 伝統あるものこそ、新しい価値を生むことができる─小橋賢児(LeaR 代表取締役/クリエイティブディレクター) 前編
style-session

伝統あるものこそ、新しい価値を生むことができる─小橋賢児(LeaR 代表取締役/クリエイティブディレクター) 前編

時代が注目するキーパーソンにポール・スチュアートが迫る「STYLE SESSION」。今回のゲストは小橋賢児さん。幼少期より芸能界で活動し、NHKの連ドラに出演するなどしてキャリアを重ねながらも、2007年に俳優活動を休業。現在では世界屈指のビッグフェス『ULTRA MUSIC FESTIVAL』の日本上陸版「ULTRA JAPAN」クリエイティブディレクターを務めるなど、マルチクリエイターとして活躍している。今回はそんな小橋さんがポール・スチュアートのスーツを着用。ファッションへのこだわりはもちろん、紆余曲折を経て実現した現在のビジネスに対する思いもあわせて語っていただきました。

Photo. Hideyuki Seta / Text. Kei Osawa / Edit. Pomalo Inc.


ファッションで最も重要なのは精神的な高揚感


― 今回はポール・スチュアートのスーツを着用していただきましたが、まずはその感想からお聞かせください。

スーツはパーティーやプレゼンなどフォーマルなシーンでたまに着るくらいで、実は普段あまり着ることがないんですよね…(笑)。ただその分、自分の中で今回の撮影はすごく新鮮でした。基本的にはブラックしか着ないです。毎日着るような仕事をしていればいろいろな種類のスーツを揃えるのでしょうけど。

― そんな中でも、今回はグレンプレイドのスーツを選んでいただきました。

自分で持っていないですし、普段こういった柄の入ったスーツは着ないのであえてチャレンジをしてみました。普段から着ていないからこそ、逆に着てみたくて。これはファッションだけに限らず仕事でも何でも、チャレンジをすることで新たな発見があるじゃないですか。今回着させてもらったこちらのスーツは、クラシックで落ち着いた感じがいいですよね。

― では、普段着はどのような着こなしが多いですか?

何でも着ますね。スポーティなときもありますし、レザーのライダースジャケットをハードに着ることもありますし。あと最近ですと、ルーズなラグジュアリーストリート系も好きですね。

― 洋服を選ぶ際、重視するポイントは?

最近は着心地ですね。ただこれは着ていて楽だからという意味ではなく、ひとことで着心地と言ってもいろいろな意味合いがあると思うんです。肌に優しく接着するという意味での着心地の良さだけではなく、着ることによって優越感や多幸感をもたらすという意味でも着心地の良さじゃないですか。着ているとテンションがあがるとか、そっちの着心地ですね。


伝統と現代を掛け合わせて、新たな価値を生む


― 気分がいいという意味での着心地ですね。

pattern_2
先日、フォーマルな場所でプレゼンをする機会がありまして、そのときに久々にスーツを着たのですが、スーツでガチガチに決めていっちゃうと自分の気持ちまでがガチガチになってしまうと思ったので、インナーはシャツではなくニットにしました。そうやって、気持ちを服で切り替えるということが結構ありますね。これは俳優をしていた頃にサラリーマンを演じる際はスーツを着ることでスイッチが入るとか、白衣を着ることで医者役としてのテンションになっていたのですが、その感覚と少し似た部分があると思います。
例えば、僕にはお気に入りのライダースジャケットがあるのですが、そのジャケットは他のアウターよりも重たいですし、必ずしも着ていて楽ではないんです。でもそれを着ていると気持ちが良いというか、気分が高揚するんですよね。あとTシャツだと、メッセージロゴが入っているようなデザインの場合は、そこに気づく人がいたりすると気持ち良いですし。だから僕の場合、服を選ぶ際はフィジカル的なものよりも、メンタル面での心地良さを重要視していると思います。

― ポール・スチュアートでは、一時的なトレンドに左右されることなく、着る人自身がライフスタイルに合わせて個性を表現できるスタイルを提案しています。今回ポール・スチュアートのスーツを着てみて、そういった部分を感じましたか?

自分自身は今の時代の人間であって、そんな自分が伝統あるクラシックモダンなポール・スチュアートのスーツを着ることでハイブリッドといいますか、それこそが新しいっていうことが面白いですよね。去年、未来型花火エンターテインメント『STAR ISLAND(スター・アイランド)』という、『花火文化を進化させる』をテーマに、日本伝統である花火と3Dサウンドなど、最先端テクノロジーを融合させたイベントを実現させたのですが、花火って昔から当たり前のように見ていますけど、そこに今あるものを合わせることで、新たな花火を創り出すことができるんじゃないかって思ったんですよね。それと同じで、僕は普段こういったスーツは着ないのですが、でも僕みたいな人間が着ることで、スーツにも僕自身にも新たな価値が生まれるということだと思います。

>>中編に続く(2月22日(木)公開予定)


(小橋 賢児様着用アイテム)
SUIT ¥120,000(+TAX)
SHIRT ¥26,000(+TAX)
VEST ¥36,000(+TAX)
TIE ¥18,000(+TAX)
TIE BAR ¥7,000(+TAX)
POCKET SQUARE ¥6,500(+TAX)

問い合わせ先/ポール・スチュアート 青山店 Tel.03-3406-8121

PEOPLE PROFILE

小橋 賢児 Kenji Kohashi
LeaR inc. 代表取締役/クリエイティブディレクター

1979年、東京都生まれ。8才で芸能界デビューし、ドラマや映画を中心に多くの作品に出演し人気俳優となるも、2007年に可能性を広げたいという思いから、俳優活動を休業し渡米。帰国後の'09年にはイタリア、スペイン、アイルランドとの合作映画『Imago Mortis』に出演する。そして'12年に作家・自由人の髙橋歩氏の旅に同行し制作した映画『DON'T STOP!』で映画監督としてデビュー。現在は世界最大級のエレクトロダンスミュージックフェスティバル『ULTRA MUSIC FESTIVAL』や『Dîner en Blanc』など海外イベントを日本に紹介し、それぞれのクリエイティブディレクターを務める。2017年には、伝統を革新させた未来型花火エンターテイメント『STAR ISLAND』も開催し成功を収めるなど、俳優という枠を超えマルチに活躍している。

27 件
ページトップへ