格式がありながらも楽に着られるポール・スチュアートのトラッド―村松亮太郎(NAKED Inc.代表)前編
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格式がありながらも楽に着られるポール・スチュアートのトラッド―村松亮太郎(NAKED Inc.代表)前編

時代が注目するキーパーソンに、ポール・スチュアートが迫る「STYLE SESSION」。今回のゲストは村松亮太郎さん。クリエイティブカンパニーNAKED Inc.代表で、2012年に開催された東京駅3Dプロジェクションマッピング『TOKYO HIKARI VISION』を筆頭にさまざまな場所で空間演出をする一方、映画やMV製作なども手掛けるマルチクリエイターだ。今回そんな村松さんがポール・スチュアートのスーツを初体験。スーツやファッションへのこだわりに加え、現職に至るまでの経緯と将来への展望などをうかがいました。

Photo. Tatsuya Yamanaka(Q+A) / Text. Kei Osawa / Edit. Pomalo Inc.


ONもOFFも選ぶ服は、衣服として意味のあるもの


― 普段はどんなファッションが多いですか?

セットアップが好きですね。あとスーツもファッションとして好きです。変にカッコつけて小洒落るくらいなら、"男の服"であるスーツでビシッとした方がいいですね。職業的に絶対にスーツでないとダメということもないのですが、わりと好んで着ています。

― ポール・スチュアートというブランド自体、どんな印象をお持ちでしたか?


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まさにアメリカン・トラッドですよね。今回スーツを初めて着させていただきましたが、トラッドの王道なんですけど抱いていたイメージよりもフォーマルすぎず、かといってカジュアルすぎない感じがいいなと思いました。普段着るスーツは、良い意味で適度に違和感のあるデザインのものを選びますね。体型に合ったシルエットを選ぶのが大前提で色味ではブルー系、その中でもあまり見かけない繊細な色で、あと起毛感や光沢があるなど、テクスチャーに特徴のあるものを選ぶことが多いです。そういう意味では、今日着せていただいたスーツはグレーでしたが、同じグレーでも細かくブルーのラインが入ることでだいぶ印象が変わっていますよね。こういう感じが好きです。

― オフはどんな服装ですか?

特に決まってはいませんが、Tシャツにジーンズとかわりと普通ですよ。いかにも"有名ファッションブランドです"という服よりも、着やすかったり体型に合っているなど、クローズとしてちゃんと意味のある服が好きといいますか。だから極端な話、20年前のものでも決して古くない服といいますか、トレンドを気にせず着られるものが理想で、もちろんそれはスーツでも同じです。ポール・スチュアートのスーツはまさにそういうスーツですよね。


ビジネスのはじまりは映画製作への真っすぐな熱意から


― そもそも俳優業から、空間演出をすることになったきっかけを教えてください。

もともと、10代の頃から映画の製作に関わりたいという気持ちがあったのですが、でもだいたいの人は、いきなり照明や音声さんをやりたいって思わないじゃないですか。僕も見ていたのは役者さんだったので、自然と入り口が役者だったという感じです。なので「役者になりたい」というよりも、純粋に映画製作に携わりたいという気持ちの方が強かったですね。だから役者をやっているときもつねに脚本を書いたり演出をしたりしていましたから、とにかく「いい映画を作りたい」っていうそれだけでした。そこから派生していきました。

今回取材に訪れたのは、ネイキッドが演出を行なっている食×アートの体験型レストラン「TREE by NAKED yoyogi park」。

LIFEがテーマの物語に沿って進んでいく、コース料理と空間演出が融合する体験が楽しめる。

― ではデジタルとの出会いはどんなものだったのですか。当時コンピューターはまったくと言っていいほど普及していなくて、まさに黎明期だったと思います。

それもたまたまで、映画を作ろうと思って、じゃあどうやって作ろうかとなったときに、当時たまたま兄がMacをいじっていたのです。そのときにPhotoshopを見せてもらったりして、そんな感じから「これだったら作れるかも」っていうところからはじめて。そこからどんどん広がって、いつしかデザインもするようになり、さらに映像とデザインを融合するようになって、という。当然、時代の変化とともにコンピューターの技術も進化して、そういったデジタルな環境の中で自然と空間演出をするようになった感じです。そもそも映画って、最後は(映像を)フィルムに納めますけど、セットでシーンを作ることで空間演出もしているじゃないですか(笑)。そういった意味では、役者のときも映画監督のときも空間演出をやっているときも、僕の中で意識としてはあまり変わらないです。2012年に、たまたま東京駅で3Dプロジェクションマッピングをやったことで注目をしていただきましたが、それは僕がというよりもいわゆるデジタル技術の進化があってのことなので。だから特別にマッピングをやりたかったとか、そういうことも全くなかったですね。今何か別に興味を惹かれることがあれば、それをやってみるでしょうし。それこそ、まさか自分が会社経営をするなんて夢にも思っていませんでしたから(笑)。


(村松 亮太郎様着用アイテム)
SUIT ¥99,000(+TAX)
SHIRT ¥23,000(+TAX)
TIE ¥15,000(+TAX)
TIE BAR ¥9,000(+TAX)
POCKET SQUARE ¥5,000(+TAX)

問い合わせ先/ポール・スチュアート 青山店 Tel.03-3406-8121

PEOPLE PROFILE

村松亮太郎 Ryotaro Muramatsu
クリエイティブカンパニー NAKED Inc.代表

1971年、大阪府生まれ。デジタルの黎明期であった1997年に仲間のクリエイターとともに『ネイキッド』を設立。2002年より映画制作を開始。2012年に東京駅丸ノ内駅舎で開催された「TOKYO HIKARI VISION」の3Dプロジェクションマッピングの演出を掛けたことは有名。2014年には新江ノ島水族館「ナイトアクアリウム」の演出を手掛ける。6月30日~9月16日まで台北市に所在する華山文創園區にて、ネイキッドでは初となる海外でのアート展『TOKYO ART CITY BY NAKED IN TAIPEI』を開催することが決定。

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