今後はハイテクを駆使し、ライフスタイル全体を変えるような企業へ―嵜本晋輔(SOU 代表取締役)後編
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今後はハイテクを駆使し、ライフスタイル全体を変えるような企業へ―嵜本晋輔(SOU 代表取締役)後編

時代が注目するキーパーソンに、ポール・スチュアートが迫る「STYLE SESSION」。今回のゲストは嵜本晋輔さん。もとJリーガーという異色の経歴の持ち主だが、引退後、ご家族が手掛けていたリサイクルショップの経営に携わると、商売人としての才能が開花。現在は株式会社SOUの代表取締役となり日本屈指の実業家となった。そんな嵜本さんがポール・スチュアートのスーツを着用。スーツに対するこだわりから、アスリートからビジネスマンへの転換、そして起業してからのお話などじっくり伺いました。

Photo. Tatsuya Yamanaka(Q+A) / Text. Kei Osawa / Edit. Pomalo Inc.



買取で最も貴重なのは、物とお客様の間にあるストーリー


― リユースやリサイクルはもともと海外で盛り上がっていて、最近になって日本でも多く の企業が注力していますが、御社ならではのストロングポイントはどこにあると思いますか?

私どもが創業当初から注力してきたのが、接客力なんですね。昔の質屋のように、物とだけ会話をするというスタイルでなく、弊社ではコミュニケーションといいますか、良い意味で交渉できるような買取店を徹底的に作ってきました。というのも、お客様も単純に物の価格を知りたいというのはもちろんですが、話を聞いてほしいわけです。その物との出会いから別れなど、色んなストーリーや思い入れがありますから。よく例えで使うのですが、自分が新卒でこつこつためて買った時計と、全く興味のない人からもらった時計の価値は絶対にちがうじゃないですか。お客様の思い入れのある物とない物では、お客様にとって価値が全く異なる。物とお客様のストーリーをひも解いていくのが鑑定士の仕事であると。

― かなり大変なお仕事ですね。

その部分に早く気づけて注力してきたからこそ、今があるんじゃないかなと思います。弊社のような後発でも、そここそが他社に勝てるチャンスだとずっと思っていました。

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たった20~30分の商談の中で、いかにお客様の気持ちに寄り添って、物を私たちが買うのではなくて、お客様に自分自身を買ってもらえるかということが一番重要。「この人だったら売ってあげてもいいかな」って、自分自身の存在価値を認めてもらえる接客をするように、と創業時から言い続けてきましたし、そのマインドが浸透しているからこそ、お客様も査定金額が他社の方が高かったとしても、「接客が気持ち良かったので、これはあなたに売りたい」と言ってもらえるケースも少なくないんです。


個性を大事にし続けるブランドこそが長い歴史をつくる


― 今後、会社としてのビジョンは?

私たちが扱う時計やバッグなどは、モデル名を調べれば相場は出てくるので、ここで利益をとるということは今後難しくなると思うんです。であれば、お客様が知っていることは知っているという前提で情報を提供して、今までリユースを利用したことのないお客様に、自分たちが情報を出すことでリユースを利用しようと、思っていただく方の数を増やそうと思っています。そういうビジョンを掲げて、去年潜在顧客を掘り起こせるような、物の現在の価値がわかるアプリもリリースしました。単なるリユース店ではなくむしろテクノロジーといいますか、そういったもので人々のライフスタイルを変えていくような会社にしていきたいです。

― ブランディングについてのお考えを聞かせてください。

企業として小手先だけの見せ方を、消費者の方には見抜く力があると思います。私たちの場合、お客様に対応するコンシェルジュの一人ひとりがブランドだと思うので、彼らがお客様から指名をいただけるということが今以上に増えていけばSOUというブランドも形成されていくと思っています。これからの時代は個性の時代だと思うので、一人ひとりをいかに個性的にみせて、魅力をいかに提供できるか。それはSOUという企業の魅力ではなく、人の個性というものをお客様に感じてもらえることを、組織として考えていきたいと思っています。先ほども話した通り、企業やブランドはそういったことを含めて、継続して作られていくものだと思いますから。

― 今回着ていただいた、ポール・スチュアートのスーツも、ブランドとしての個性(こだわり)を大事にしつつ今があります。

まさに、そういうことになりますよね。時代の流れを汲みつつ個性を大事にすることで、新たなものを生み出すという、こういった歴史こそがブランドを構築しているのだと思います。
― 元プロサッカー選手というキャリアをもちながら、35歳という若さで自社を大企業に作り上げた嵜本さん。穏やかな表情と、質問に対する受け答えも紳士的で、時おり関西人らしい冗句を交え、楽しく取材をさせて頂きました。「個性こそがブランドを作る」として、社員の個性を第一考えるその姿勢は、私たちポール・スチュアートが「トレンドよりもスタイル」を大事にするアイデンティティに相通じるものを多く感じました。

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素材にこだわったペンシルストライプ柄のスーツは、しなやかに体に馴染むように設計。張りを持たせながら横方向に伸びるしなやかさをあわせ持っているので、重厚なムードを演出する一方、快適な着心地を約束します。また定番でありながら今季のトレンドなっているクレリックシャツ。こちらはパターンにこだわった上品な顔写りと、生地の風合いによる着心地がマッチした逸品。さらにペイズリー柄が特徴的なタイは、セミボトルシェイプと呼ばれる大剣に向かってワインボトルのような形状により、立体的で優雅なノット&ディンプルをつくりやすいのが特徴です。


(嵜本 晋輔様着用アイテム)
SUIT ¥99,000(+TAX)
SHIRT ¥21,000(+TAX)
VEST ¥30,000(+TAX)
TIE ¥15,000(+TAX)
TIE BAR ¥7,000(+TAX)
POCKET SQUARE ¥5,000(+TAX)

問い合わせ先/ポール・スチュアート 青山店 Tel.03-3406-8121

PEOPLE PROFILE

嵜本 晋輔 Shinsuke Sakimoto
株式会社SOU 代表取締役社長

1982年、大阪府生まれ。関西第一高校卒業後、Jリーグ「ガンバ大阪」への入団と同時に関西大学に進学。2001年~2003年までガンバ大阪に在籍後、2004年に引退。引退後は父親が経営していたリサイクルショップで経営のノウハウを学び、2007年にはブランド買取専門店『なんぼや』を関西にオープン。その後東京進出を果たし、2011年に株式会社SOUを設立し、同社代表取締役に就任。『なんぼや』のほか、予約もできる買い取り専門店『BRAND CONCIER』、BtoBオークション事業『STAR BUYERS AUCTION』、BtoC事業『BRAND RESALE SHOW ZIPANG』、『ALLU』を展開。


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