【WOMEN】女らしさは忘れずに。ジャケット選びで差をつける。―河野奈保(楽天 常務執行役員)前編
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【WOMEN】女らしさは忘れずに。ジャケット選びで差をつける。―河野奈保(楽天 常務執行役員)前編

時代が注目するキーパーソンにポール・スチュアートが迫る「STYLE SESSION」。 女性活躍推進法の施行後、社会で活躍する女性の増加がより見込まれる昨今。ポール・スチュアートでは、そんなエグゼクティブに向けて、ジャケットをはじめとするワードローブをご提案しています。

女性第1回目のゲストは、楽天株式会社 常務執行役員 兼 ECカンパニー プレジデント、河野奈保さんです。史上最年少且つ女性初の常務執行役員就任という快挙を成し遂げた彼女が大切にするそのスタイルとは――。 働く女性の第一線で活躍する河野さんの仕事への向き合い方、そしてファッションの捉え方に迫ります。

Photo. Keiichi Suto / Text. Shizuka Horikawa / Edit. Pomalo Inc.

― お仕事時、やっぱり河野さんはジャケットですか。

そうですね、ポール・スチュアートも含めジャケットはたくさん持っています。仕事のときは、かっちりスタイルで、基本はピシッとジャケットもしくはシャツ。そして毎日ヒールを履いています。でもプライベートになるとまったくの真逆なスタイルでして、週末はニットキャップを被ってリュックを背負ったり、足もとはスニーカーみたいな格好だったりするんですよ(笑)。

仕事服は、相手からどう見えるかが大事。

― ファッションはプライベートと仕事のスイッチも担っているのでしょうか。

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仕事のときは、自分がどういう服が着たいかということ以上に、接する方々からどう写るかをよく考えて、失礼にならないような服を選ぶようにしています。毎朝その日のスケジュールを見てから、どういう格好をするかを決めるのですが、取引先の方々はもちろんのこと、社内のスタッフたちがどう見ているかということを結構気にしています。今の立場上、何を着て、どういう立ち振る舞いをしているかということを、特に女性の部下からじっと見られているのは感じていて(笑)。そういう後輩たちにとっての5年後、10年後をイメージできるような、仕事だけじゃなくてファッションや品位としてのスタイルもちゃんと定義していきたいなと。男勝りに仕事をしたとしても、決して女らしさは忘れないようにと思って服を選んでいます。

― というと、どんなセレクトを?

ダイバーシティが進む弊社ではありますが、役員会などまだ男性が多い環境もあって、そんななかで女性の私が派手な服を着ているとすごく目立つじゃないですか。かといって、紺とか黒とかの落ち着いた色を着ると、男性と混ざり過ぎてします。そう考えると、白がちょうどいいんですよね。清潔なイメージもあるし場も明るくしてくれるので、ジャケットは白を着ることが圧倒的に多いです。着慣れたせいか、着ていて落ち着く心地よい色でもあります。

指示をするのではなく、まわりを巻き込んでいく。

― 女性初の常務、しかも最年少。楽天に勤める女性の中で一番偉い人、なんですよね。

実際、話してみるとわかっていただけるかと思いますし、自分で言うのもなんですが、私自身はすごくカジュアルなので、距離感が近いスタッフだと、普通に「奈保さん」とか下の名前で呼んでくれたりもしますよ。もともと入社したときは、いまの立場くらいにまで出世したいっていう目標があったわけではなかったので。仲間とチームになって何かをするってことに興味があるだけで、立場とか肩書きとか、人に評価されるとかにはまったく重きを置いていないんですよね。ただ、楽しいことを成し遂げるために結果を出さないと、次におもしろいことができないからっていうそれだけ(笑)。その思いを現場時代からこれまで、ずっと大切にしてきたという感じです。

― 結果はあとからついてくる、ということでしょうか。

私、決してリーダー気質ではないんですよ。ただ、まわりを巻き込むのは得意だと思います。自分に自信があるわけでもないし、楽天で経験を積んできたとはいえ、能力も含めてまだまだいろんなことが足りないのは感じています。だからこそ「ここは助けて」って人を巻き込んでいくのが大切かなと。それぞれの専門家にあれこれ指示をするより「ここはどうしたらいいと思う?」と、それぞれのプロ意識を刺激させるように質問するんです。そうすると関わり方としての意識が変わってくるんですよね。専門家それぞれの視点を上げてもらって、それをマネージメントするっていうのが私には向いているんだと思います。そして、それは大きな組織で人を動かすためには重要なのかなと。私に唯一能力があるとしたらそこかもしれません。

― その能力、仕事のスタイルはどこから?

20代の頃は常に自分の意見が正しいと思っていたんですよね。だから、誰かに頼るなんてことはしなかったし、できなかった。けど、どんどんいろんな案件が増えれば増えるほど、誰かを信用しなければクリアできないということを感じるようになってきて。人の力を借りないと、自分一人ではできないということを学んだんです。もともと私はネガティブ思考な人間で、我が強い上にそれでも怒られたりするとしゅんとしたりしていたんですね。けど、それじゃ何もうまくいかないので、30歳前後のときポジティブシンキングについて書かれた本を徹底的に読んだんです。ちょうど仕事のキャリアも前よりは分かってきて、マネージメントを任されたりして、いわゆる中間管理職っていう立場になった頃。いろいろ挟まれるストレスのなかで、出口を自分で見つけたかったんです。わかったことは気持ちの持ちようだなってこと。すべては自分次第なんだって。


(河野奈保様着用アイテム)
JACKET(WHITE) ¥46,000(+TAX)
JACKET(GRAY) ¥79,000(+TAX)
問い合わせ先/ポール・スチュアート 青山店 Tel.03-3406-8121

PEOPLE PROFILE

河野奈保 Naho Kouno
楽天株式会社 常務執行役員 兼 ECカンパニー プレジデント
SBI証券(旧イートレード証券)マーケティング部を経て、2003年に楽天株式会社へ入社。楽天市場事業部にて営業部、マーケティング部、編成部、開発部などで要職を歴任。2013年執行役員就任、上級執行役員を経て、2017年楽天史上最年少且つ女性の常務執行役員に就任。ECカンパニー プレジデントとして「楽天市場」をはじめさまざまなECビジネスを統括。講演やトークイベントなど各メディアでも活躍する。

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