いつでも好奇心とチャレンジ精神を胸に─平山祐介 × 知花くらら(モデル・俳優)特別対談 vol.03
  1. TOP
  2. style-session
  3. いつでも好奇心とチャレンジ精神を胸に─平山祐介 × 知花くらら(モデル・俳優)特別対談 vol.03
style-session

いつでも好奇心とチャレンジ精神を胸に─平山祐介 × 知花くらら(モデル・俳優)特別対談 vol.03

時代が注目するキーパーソンにポール・スチュアートが迫る「STYLE SESSION」。今回は2018年の新春スペシャルとして、ポール・スチュアートが似合う世代のファッションリーダー的存在のお二人、平山祐介さんと知花くららさんによる初の対談が実現。その模様を4回に分けてお届けします。モデルや役者など各方面で活躍するお二人は共に戌年生まれ。2年前にはテレビドラマで共演を果たしているなど、いろいろな共通点をお持ちです。佇まいはもちろんのこと、言葉を大切にしながら自己を表現する者同士、その難しさや楽しさについて語り合っていただきました。本対談では、肩書きの枠を超えて活躍されているお二人が持つ、独自のスタイルを探っていきます。

Photo. Hideyuki Seta / Styling. Masahide Takeuchi / Hair & Make up. Jun Furukawa (Yusuke Hirayama),
Yukie Shigemi (Kurara Chibana / gem) / Text. Yoko Yagi / Edit. Pomalo Inc.


自分らしさとは何か見つめたその先にあるもの


― 自己表現を仕事にするお二人は自分らしさについて、どう感じているのでしょう?


知花:自分らしさとは何か。短歌に夢中になればなるほど自己と向き合う機会が増え、自分の内面をさらけ出すことも多くなったのですが、短歌に答えがないのと同じで未だに自分らしさをつかめていない気がします……。

平山:僕もすぐには答えられないですね。ただ昔から自分の存在に疑問を感じていて、うまく説明できませんが、自分が今見ている世界は本当にあるのでしょうか。実は別の世界があって……。みなさんも一度は思ったことがあるのでは。

知花:そう考えるところが真面目ですね、やっぱり!

― 私服でも今みたいにビシっとスーツを着ているイメージです。


平山:いやいや、スーツが好きと言いましたが恥ずかしながら普段はカジュアル一辺倒で。なんでだろう、「真面目ですね」とか「ちゃんとしてそう」とか言われることが多くて本当に不思議です。全然違いますから(笑)。知花さんは自分を真面目だと思いますか?



知花:思います。だから今の自分の殻を破りたい気持ちが強いです。師匠である歌人の永田和宏さんからは「良い子になっちゃいけない」と出会ったころからずっとおっしゃいます。国連の活動についての歌を作ろうとすると、大使ということもあり、伝えたい情報がありすぎてうまくいかないんです。それだと詩歌にはならなくて。知花くららの視点で感じたものを詠んだほうがいいと師匠に助言され、最近はそれを少しずつ身をもって学んでいるところ。今までは嫉妬や怒り、悲しみなどネガティブな感情を見ないフリをする自分がいました。そのほうが楽に感じるから。でも逃げないでありのままの自分を見つめながら歌を作っていこうと。でもやっぱりこうやって話していると平山さんも真面目だなって思います。体作りのストイックさなんて特に。

pattern_2
平山:仕事ですからね。体を求められる仕事をいただているのに体作りをしていなかったらプロ失格、意味がありません。ですが、10代から武道やスポーツをやってきているので体を動かすことは好きです。練習を積み重ねてだんだんと上達していくとうれしくなります。そうして習得した技術が役者やモデルの仕事でも反映されるとなおさら。もともと好奇心は強いほう。これからもっといろいろなことにチャレンジしていきたいですね。


力を入れることを知らないと抜くことも知らない


― お二人のプロフィールを見ると本当に好奇心旺盛で様々なことに挑戦しているのがわかります。


知花:そのほうがおもしろい!

平山:そう、おもしろい!

― では、そんなお二人が目標にしている人は?


平山:空手の先生は独自の考え方や取り組み方をしている人で尊敬します。先ほど話した力を抜くことについても先生は「力を入れることを知らないと抜くことも知らないですから、別に力が抜けないからといってネガティブになる必要はありませんよ」とおっしゃってくれて、なるほどと思いました。守破離(しゅはり。主に武道や茶道などで用いられる。師匠に言われた型を守り、成長と共にその型を破り、次へのステップとしてその型から離れていくことを指す)という言葉にも先生らしい捉え方をお持ちで、本当は違う流派の武道を習うことはご法度なんです。でも先生は習っていて、ただその時は自分の道場には決して足を踏み入れないで倉庫にこもるんです。狭い空間でひたすらドンって地面を踏む音が聞こえてきて。汗だくになって倉庫から出てくる姿は印象的です。きっと空手を生涯まっとうしていくに違いない。本当に魅力的な方。いつも勉強させていただいています。


(平山 祐介様着用アイテム)
COAT ¥89,000(+TAX)
SUIT ¥89,000(+TAX)
SHIRT ¥19,000(+TAX)
TIE ¥10,000(+TAX)
BELT ¥15,000(+TAX)

(知花 くらら様着用アイテム)
COAT ¥49,000(+TAX)
JACKET ¥49,000(+TAX)
BLOUSE ¥29,000(+TAX)
SKIRT ¥33,000(+TAX)

問い合わせ先/ポール・スチュアート 青山店 Tel.03-3406-8121

PEOPLE PROFILE

平山祐介 Yusuke Hirayama
モデル・俳優

1970年埼玉県出身。一般企業に就職した後、モデルになることを決意して単身渡仏。1995年にパリ・コレクションデビューを果たす。2001年にフランス映画『SAMOURAIS』に出演し、俳優としてのキャリアも築く。現在は日本を拠点に映画やテレビドラマ、CM、ファッション誌など様々なメディアで活躍中。空手は正道会館 黒帯、居合は弐段。キックボクシングや大型バイク、乗馬、スキューバダイビングもたしなむアクティブ派。読書好きの一面も。

知花くらら Kurara Chibana
モデル・女優

1982年沖縄県出身。2006年ミス・ユニバース世界大会第2位。ファッション誌をはじめ、テレビやラジオ、CMなど多方面で活躍している。2007年から国連世界食糧計画(国連WFP)の活動を始め、2013年には日本大使に就任。2015年にNHK大河ドラマ『花燃ゆ』で女優デビュー。2013年ごろから始めた短歌は後に『週刊朝日』で連載を持ち、2017年に角川短歌賞佳作を受賞する。現在、歌人・永田和宏氏との共著『あなたと短歌』(朝日新聞出版)が発売中。

26 件
ページトップへ